パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

蓮(ハス)と睡蓮(スイレン)

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蓮(ハス)と睡蓮(スイレン

 

 

あるときまで、蓮(ハス)と睡蓮(スイレン)を混同していた。お釈迦様の花、ハス。モネの描いたスイレン

 

昔、茨城の方から来た知人が、ハスのつぼみを持ってきてくれた。ソフトボールほどもある大きな蕾は、茎から続く花の下部は柔らかな淡い緑色で、上に行くほどピンクになっていく。

そっと鼻を近づける。青い未熟な果物・・・まだ固い桃の実のような匂いがした。その時まで、いつも遠くからしか見れない水生植物に匂いがあるとは考えていなかった。



上の写真は、夢の島植物園で咲いていた、たぶんスイレン。もう、5年ほど前になるので、名前はわからない。もっとちゃんとメモしておけばよかった。鮮やかな青が美しい。でも、研究池のようなところだったので、ざぶざぶ入って匂いを嗅ぐというわけにはいかなかった。どんな匂いだったんだろう。全てに匂いがあるわけではない。


両者の違いを大まかにいうと、

➣ハスは花が水面より高く上がって咲き、散った後「ハチス」とも呼ばれる、種の入った果托(カタク)ができる。葉も水から立ち上がる。葉が撥水性があり、水をかけるとコロコロと玉のようになる。葉は切れ込みがない。なにより、根を食用にする。レンコンのこと。

ハスの切り花は、そのまま活けても開花しない。開かせるには、ポンプで強制的に水揚げをするそうだ。なんか、いろんな意味でちょっと無理。


スイレンヒツジグサともいう。午後、ひつじの刻(午後2時)に花を咲かせるといういわれからついた名前。水の上に浮かぶように花が咲く。花は毎日、時間を遅くにずらして開く。また閉じる。数日繰り返しながら、最後は閉じなくなりそのまま散る。花が散ると、水に沈むので、ハチスはできない。

葉も浮いたような状態。葉に切れ込みがある。(のものが多い。というのは、例外もあるらしいから)



「泥中の蓮華」という。汚濁の中にあってなお、きれいな花を咲かせることを讃える?言葉。

美しく整った環境で美しく咲かせる花と、どちらが、いい悪いとは言えない。花は、ただ、そこに在るだけ。

▶ 花事典  :スイレン科 スイレン属  学名:nymphaea tetragona

 

 

 

 

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