ジベルニーと睡蓮の香水
モネの庭に触発されてできたSuiren(スイレン)の香り
水面に揺蕩う、露を含んだ睡蓮の花、きらめく陽の光と木影の反射、風とさざなみ…、刻々と変化する表情を眺める、うっとりとしたまどろみの時間。
若いころ、「モネの庭」という写真集はいつも枕もとにあって、毎晩眠りにつく前に開くのが儀式でした。チューリップ、バラ、キングサリ、藤と太鼓橋、そして有名な睡蓮の庭。熱烈に焦がれた場所です。
2007年、機会を得てようやくジベルニーを訪れた時、そのままの風景がそこにありました。本の中ですでに私はジベルニーに来ていたのです。
なにもかもが柔らかい光に包まれている・・・。夜明けから日没まで、この池のほとりにずっと座ってぼんやりと眺めていたいと思いました。
日本からヨーロッパに来て始まったのがジャポネスク、アールヌーボー、印象派。
どこか懐かしいこの景色を、香りにしたのも、ジベルニーを訪れたその年です。
睡蓮とは
スイレンはヒツジグサともいいます。午後、ひつじの刻(午後2時)に花を咲かせるといういわれからついた名前です。
水の上に浮かぶように花が咲いて、花は毎日、時間を遅くにずらして開く、また閉じるを、数日繰り返しながら、最後は閉じなくなりそのまま散ります。花は散ると水に沈むので、蓮のようにハチスはできません。
睡蓮(すいれん)と蓮(はす)は混同されやすいのですが別のものです。蓮の花は香気が高く、実は香水「Suiren」の香りは蓮の花を基にしています。
モネの庭の写真集↴
Monet's Garden: Through the Seasons at Giverny
スイレン /パルファンサトリ香水のご紹介