パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

オスマンサス Osmanthus キンモクセイ(金木犀) 新宿御苑

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オスマンサス Osmanthus キンモクセイ金木犀) 新宿御苑

 

キンモクセイは、香料では学名をとってオスマンサスと言う。

ちょっと可愛い音。

 

英語だと、fragrant orange-colored olive。
オレンジ色の匂いのするオリーブの木だなんて、長すぎる~。

 

これは、おとといの10月4日に撮ったキンモクセイとギンモクセイ。
本当に、一番いい満開だった。

 

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でも翌日には強い雨が降ったから、今はだいぶ花が落ちてしまったかもしれない。

朝、どうしようかな・・・と迷ったのだが、思い切って新宿御苑に出かけてよかった。
それに、朝一番で誰もいなくて、あの広い場所を独り占め、みたいな感じだったし。

おもいっきり深呼吸な感じだったの~。

 

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新宿御苑の三角花壇の付近には、キンモクセイとギンモクセイがたくさん植えてある。
蕾のときに来たのでは2-3本しか気がつかなかったけど、咲いてみたら10本以上あるみたい。

 

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キンモクセイは花がない時期はただの濃い緑の常緑樹で、暗い地味な木だ。

だから、普段は見過ごしてしまい、こんなにあちこちにキンモクセイがあるとは知らなかった。
新宿口のそばには、本当に大きなキンモクセイがあるし、歩いていると森の中にポツポツと発見できる。

と1.25em;にかく、先に遠くまであの甘いネクタリンのような、黄桃のような匂いが漂ってくるので、思い切り探してしまう。

 

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でも、こんなにいいにおいの花なのに、花時期が短くてほんの1週間くらいしか見られない。名残惜しい~。

 

 

それに、仙台から来た人も同じ日にキンモクセイが咲いていたというから、桜と違って全国的に一斉に咲いているのかな?

キンモクセイには青空がよく似合う。

 

 

 

 

 

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白いギンモクセイは、やっぱりキンモクセイより匂いが少なかった。
匂いのある花ほど、命が短いみたいだ。

香りって、エッセンス(精)だから、エネルギーを使い果たしてしまうのかも。


 

淡いクリーム色はとってもきれい。

 

明日は、キンモイクセイのオレンジ色のじゅうたんを見に行こうかなっと♪

 

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