パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

スメリングチェックとスズラン muguet, lily of the valley

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スメリングチェックとスズラン muguet, lily of the valley

 
パルファンサトリのフレグランススクールでは、香りをおぼえたかどうか、「スメリングチェック」といって、香料名をブラインドで(隠して)嗅いで名前をあてる訓練をします。
 
 
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ミュゲ、すずらんの咲いている花の香気を分析したとき(ヘッドスペース分析)の主成分はリナロール(linalool)ですが、フレグランスを作る際、調合香料にリナロールを入れる割合はそれほど大量ではありません。


ミュゲのメインマテリアルもキーケミカルにも、ローズ、ジャスミンと同じものが入っています。

極論を言えばミュゲの調合香料はローズとジャスミンを組み合わせても「ある程度」までは作れます。

実はミュゲはリラ(lilac)の成分にも似ていて、ミュゲにターピネオールとアニス系の香気成分を入れるとリラっぽくなったりもします。


 
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香りをあてることだけが目的ではありません。


なぜ間違えたかを考えることで、「実はこれとこれは共通の香りがある」など、気が付かないことを見つけることもあるからです。


はじめに香料の名前をみてから嗅ぐとミュゲもリラもジャスミンも、全然違う香りだと思うのですが、ブラインドだと先入観がない分、「似てるところもあるんだな」とか、逆に香料のことがよくわかる、というわけなんです。

(もちろん、その後では香料の固有の特徴をしっかり覚えなければなりません。)

 

バイヤスがかからないよう、ありのままに見る。

肩書に左右されず、人を見る目と同じではないかな、と感じるこの頃です。

 

 

 

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