パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

アヤメ,イリス,Iris

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アヤメ,イリス,Iris

アヤメが咲いている。
アヤメは、乾いた地面に咲く。
背があまり高くない。
花は小ぶり。
 
150428アヤメ.jpg

 


いずれ菖蒲(アナメ)か杜若 (カキツバタ)というが、そのことわざ通り、どれがどれなのか判然としない。いつも、調べてその時は納得するのだがまたすぐ混乱してきてしまう。

ざっくりとは、アヤメは乾いたところに育ち、カキツバタは水の中に育つ。いろいろな色があるのはハナショウブ。畑にも水の中にも育つ。花びらの網目模様も判断の材料になる。カキツバタは網目がない。

 

アヤメとショウブは同じ「菖蒲」という漢字をあてるが、本当のショウブとは違う。ハナショウブも、上で書いたとおりまた別のものだからややこしい。

端午の節句にお風呂に入れるのはこのショウブ(Acorus calamus)。

サトイモ科で、ハナショウブやアヤメとはぜんぜん別の植物。

 

ショウブからは香料も採られる。

ニオイアヤメからイリスが、ショウブからはカラムスと言う香料が採られる。
カラムスは規制対象の香料で、今では使用できない。


まとめ。

アヤメ科植物
・アヤメ・・・乾いた畑
ハナショウブ・・中間
カキツバタ・・・湿地

サトイモ科植物
・ショウブ

 

 

 

 


 

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