9月9日は菊の節句である。
今日は「菊尽くし」で、菊の物を重ねてもいいので、母の作の菊の茶碗と菊の皿と、菊の干菓子を誂えてみた。
与一の車輪も、菊のように見えるとのご指摘も。
菊は日本的な花のようだが、平安の初期に中国から渡来したようである。
万葉集には一句もない。
この写真はオランダ菊。
日本から渡った菊が、ヨーロッパで人気が出て盛んに栽培された。
日本から渡った菊が、ヨーロッパで人気が出て盛んに栽培された。
艶(あで)やかな色彩が、西洋から見たオリエンタルな感じだ。
19世紀末、西洋絵画の中の菊や工芸品などに見られるデザインがこんな風にこってりしている。
ひなびた野菊の風情とは異なるが、これはこれでまた美しいと思う。
これは「菊尽くし」という日本舞踊の演目である。
5歳の舞台で、菊の笠を両手に踊っている私。
5歳の舞台で、菊の笠を両手に踊っている私。
後ろに黒子役の先生がいて、小さい声で振付を教えてくれている模様。