南仏カンヌ、レランス諸島のサントノラ。
小さい島だけど、やっぱり内陸はこんな感じ。
島を横断する土の道がまっすぐに続く。
地図をチラッと見ただけで、ガイドブックとかの予習をしてこなかったので、目的もなく適当に歩く。
風はさわやかだけど日差しは強い。
乾燥した空気に喉の渇きを覚える、南の島の昼下がり。
甘酸っぱい香りのハニーサックル。
蝶は舞い、野の花は咲き、香りが満ち溢れ、鳥のさえずりがとってもパラダイス。
ここ、サントノラでは昔からワインが作られていた。
ブドウ畑が島の中央に配置されている。
『私はスーパーの紙パック5リットルタンクのロゼワインで十分だわ...』
と思いつつスルー。
レランス修道院。
ブーゲンビリアとか、南国の花が咲き誇る。
パリの教会のような、厳かで重厚な感じではなく、明るい楽園のイメージ。
ハレルヤ~の歌が聞こえて来るようだ。
オノラ(Honorat)という人が建てた、4世紀から続く古い教会なのだそうだ。
ラバンジンも咲き始め、あたりはいい香りが立ち込めている。
「うーん、与一、いい匂いぢゃ」
島のところどころにあるチャペル。
小さな島なので、主だった道を歩けばそれなりに遺跡が見れる。
時がゆっくりと過ぎてきた場所なので、それが無駄に忙しい自分にとってありがたい。
ああ、もし逃避行というときは、北のさいはてよりは、こんなところでブドウを育てて暮らしたい。
グローバルな香水のデータベースサイト「FRAGRANTICA」にパルファンサトリのロングインタビューが掲載されました。日本語にて、あらためて近日中にご紹介いたします。
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