パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

サントノラ島へ!一人で渡ってみる② Cannes Saint Honorat

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南仏カンヌ、レランス諸島のサントノラ。
小さい島だけど、やっぱり内陸はこんな感じ。
島を横断する土の道がまっすぐに続く。
 
地図をチラッと見ただけで、ガイドブックとかの予習をしてこなかったので、目的もなく適当に歩く。
風はさわやかだけど日差しは強い。
 
乾燥した空気に喉の渇きを覚える、南の島の昼下がり。
 
 
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甘酸っぱい香りのハニーサックル
 
蝶は舞い、野の花は咲き、香りが満ち溢れ、鳥のさえずりがとってもパラダイス。
 
 
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ここ、サントノラでは昔からワインが作られていた。
ブドウ畑が島の中央に配置されている。
 
ワインは修道院の横の売店で販売されているが、ちょっと今夜飲もう、というには結構お高い。
 
『私はスーパーの紙パック5リットルタンクのロゼワインで十分だわ...』
と思いつつスルー。
 
 
 
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レランス修道院
ブーゲンビリアとか、南国の花が咲き誇る。
 
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パリの教会のような、厳かで重厚な感じではなく、明るい楽園のイメージ。
ハレルヤ~の歌が聞こえて来るようだ。
 
 
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オノラ(Honorat)という人が建てた、4世紀から続く古い教会なのだそうだ。
 
 
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ラバンジンも咲き始め、あたりはいい香りが立ち込めている。
 
「うーん、与一、いい匂いぢゃ」
 
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島のところどころにあるチャペル。
小さな島なので、主だった道を歩けばそれなりに遺跡が見れる。
 
 
時がゆっくりと過ぎてきた場所なので、それが無駄に忙しい自分にとってありがたい。
ああ、もし逃避行というときは、北のさいはてよりは、こんなところでブドウを育てて暮らしたい。
 
 
 
 
 
 

グローバルな香水のデータベースサイト「FRAGRANTICA」にパルファンサトリのロングインタビューが掲載されました。日本語にて、あらためて近日中にご紹介いたします。

 

➤リンク先ページ FRAGRANTICA

 
 
 
 
 

 

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