パルファンサトリのフレグランスデザインコンテストは、年に一回。毎年のパーティではその授賞式が行われます。
2017年度はコンテストも5回目になり、そのテーマは「オリエンタル」
スクールのコンテストでは、従来の西洋から見た「オリエンタル・タイプ」を作るのではなく、自分なりの解釈で、新しい「オリエンタル」を期待するものです。
その中で、グランプリの「Singapura(シンガプーラ)」は、「オゾン・オリエンタル」というジャンルの可能性をしっかりと感じさせてくれる作品で、オリエンタル香調という既成概念にとらわれない、新しいカテゴリに挑戦した点を特に評価しました。
また、①アイデアの新鮮さと②香りとしてのまとまりのよさ、両方が決め手となって選ばれました。
<2017フレグランス・オブ・ザ・イヤー(グランプリ)>
「Singapura(シンガプーラ)」
製作者 FDS Shinako(佐藤姿子さん)
タイプ: Ozone oriental (オゾンオリエンタル)
イメージ:
「猫の品種のシンガプーラという音の響きがインスピレーションです。西洋から東洋をイメージしてオリエンタルという異国の地へ想いを馳せたように、シンガプーラという響きが未だ知らぬ地のようで神秘的でエキゾチックな猫に重ねて表現してみました。セピア調のオレンジブラウンの艶やかな毛並みにキリッとしたアーモンド型の瞳。しなやかで神秘的でもある小さな妖精のような猫。」
今年もコンテストの審査は、フランスと日本の両方で行われました。フランスチームからも、ひとりひとりの作品に対して、手書きの評価カードが送られました。
コンテストも第5回になり、全体の水準がとても上がってきています。惜しくも選を漏れた方々の作品にも、まとまり、アイデア、それぞれ魅力的な顔が見られました。生徒のみなさまの成長が感じられとても嬉しく思っています。来年のコンテストの作品が楽しみです。
2018年フレグランスオブザイヤー、グランプリの賞品はパーティのご招待のほか、
パーティでは、お食事の後のデザートタイムに参加作品の鑑賞会をしました。
ひとりひとりの香りとイメージ、説明を見て、感想をメモします。他の方の作品をみることで、自分の創作の幅も広がってきますね。
さて、第六回2018年度の「フレグランスデザインコンテスト」のテーマは・・・「和食」です。
コンテストの審査を担当してくださっているフランスのPCW社社長から
「日本の発酵食品である味噌(みそ)や醤油(しょうゆ)のアコードを持つ、ユニセックスのウッディの香りに興味がある」
とヒントを頂き「和食」に決定しました!
このテーマに関しては、ビデオレターで服部 幸應 先生からも期待の声を寄せていただいてます。
募集要項は後日UPします。
2018年の応募締め切りは9月末。在校生、OB、また4月に入学される方も参加できます。
また、スクールでは、コラージュコンテストやSNS内のフォトコンテストの授賞式も同時に行っています。いずれも豪華賞品がたくさんです!
どうぞこれからも「香り」ある毎日を楽しんで、素敵な香りを作って下さい。来年も皆さんの作品にお目にかかれるのを楽しみにしています!