パルファン サトリの香り紀行

調香師大沢さとりが写真でつづる photo essay

フレグランス パーティ 2019のご報告① Parfum_satori_party

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2019年2月、今年も「パルファン サトリ フレグランススクール」のランチパーティを開催し、恒例イベントである「フレグランスデザインコンテスト」の授賞式を致しました。


最初は10人足らずで一つのテーブルを囲んで始まったランチ会も、年ごとに人数が増え、スクールの充実を思うと感無量です。

新旧の生徒の皆さま、応援してくださいます方々に心から感謝しております。

 
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私は2000年に香水のサロンを始め、気が付けば20年になりました。

当初より「和の香水」、「日本らしい香りのつけ方」を提唱してきましたが、日本では「香」の歴史はあっても香水の文化は浅く、香水を広めるには壁が厚いと常に感じてまいりました。

フランスと行き来する中で、ヨーロッパの香水文化をそのまま持ってくるのでは根付かない、「日本の香水文化を育てたい」と強く願うようになりました。

この香水文化を花開かせるためには、日本原産の種子が必要です。

日本の気候風土にふさわしい、日本で作られた日本の香水。
その思いから「香水のスクール」で人を育て、「パルファン サトリのブランド」でプロダクツを作りつづけました。

 
 
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今回のフレグランスデザインコンテストのテーマは「和食」。

「食」と「フレグランス」はいわばナチュラルとコスメティックの対極にあり、一般には、和食の場に香水はそぐわないものと考えられてきました。

そのためこのテーマは、みなさまは初めイメージ作りに苦労されたようです。しかし、最終的に提出された作品はアイディアに富み、和食の席にも合うフレグランスとして可能性を感じさせる香りばかりです。

 
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今回のコンテストのテーマが「和食」ということもあり、服部栄養専門学校校長の服部幸應先生にもパーティにご来席いただき、このようなコメントをいただきました。

「今年は香りとその製作者のお顔が見られてよかったです。やはりそれぞれその方らしい香りですね。(中略)不思議と懐かしいなと思う香りがいくつもありました。(中略)半分くらいの香りはすぐに買ってみたいと思うような香りでした。」


また、いつも応援してくださる「STYLE ET PARFUM Yumi JIBIKI 」の地引由美様からも心温まるスピーチと、「今回はコンテストの作品をじっくり見る時間があってとてもよかったと」の感想を頂いています。

 
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作品香水とコラージュの展示や、出品作品の鑑賞会を楽しんでいただき、ご参加の生徒さんからは、

「皆さんが作り込まれた香水の世界感が新鮮で楽しいひと時でした。」

「楽しかったです。来年もこの時期に開催予定ですか?次はコンテストにも参加してみようかな...」

との声もあがりました。

 
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また生徒さんの中から、新しく香水の会社を立ち上げる方、日本の香りのイベント開催、香りに特化したライターのお仕事など、さまざまな活動報告も発表されました。

こうした生徒さんたちの活躍する姿を眺め、嬉しさに胸がいっぱいです。

香りを趣味として日々の暮らしを豊かにする方、お仕事に役立てる方、目的はさまざまです。パルファンサトリ フレグランススクールは、これからも香りの好きな方の学び舎としてあり続けたいと考えています。


フレグランスデザインコンテストについてや、授賞式などは改めて報告させていただきます。

 
 
 
東京アメリカンクラブにて。
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