パルファン サトリの香り紀行

調香師大沢さとりが写真でつづる photo essay

オランダ便り 12 オランダ料理 Dutch_Restaurant

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初日、ショップで3つのインタビューを受けたあと、「satori,お疲れ様!ディナーは何が食べたい?日本食?」と聞かれたので「ぜひオランダ料理なるものを!」とリクエスト。連れていかれた典型的なダッチレストランで、翌日のイベントを前に乾杯。
 
 
 
 
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メニューはすべてオランダ語。お酒の説明を聞くだけでもかなり時間がかかる。ジュネバというお酒の種類がとても多いと思ったら、このジュニパーの香りのお酒がイギリスにわたってジンになったという。
 
 
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これは食前酒で、私は右の、バラとすみれの香りがする、フローラルでマイルドなお酒。色がわかりにくいが、きれいな紫色をしている。
 
おそらくだけれども、上のメニューの下から4番目にある「Vergeet me niet」というお酒だったと思う。英語なら「 Forget me not」か。「私を忘れないで」というロマンチックな名前。
 
VをFで発音すると、なんとなく英語と音が近くなる。
 
 
 
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オランダはワインの産地が極めて少ないので、ダッチワインが置いてあるのは珍しいそう。Hollandでも、ドイツ国境に近い方でわずかに生産されるとか。
 
ラベルはオランダの王室の色、オレンジ。
 
 
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オランダでよく食べられるニシン(Haring)と野菜の前菜の盛り付けは絵画的。ビーツや、ラディッシュなどが飾られている。
 
「時々ニシンを丸ごと頭から食べるのがオランダ流だと思って、、顔を仰向て食べている観光客がいるけど、あれは田舎の方の食べ方で、アムステルダムじゃ、そんなことはしないのよ。」
と笑いながらいうTさん。
 
 
 
メインはお肉。思いのほか量が程よくて安心。
 
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背の高いカッコいい若いお兄さんがついでくれるのはラストの南アフリカポルトガルのポートワイン。
 
5種類のチーズに合わせて2種類を選んでくれたデザートワイン
 
みんな、体が大きいせいか、とってもたくさん飲む。この前にすでに食前酒飲んでワインのボトルも開けている!
 
 
 
 
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左の方が南アフリカ。まだ若くて軽い。右のポルトガルのワインはどっしりとして重く、ゴルゴンゾーラとか匂いの強いチーズによく合う。
 
 
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食事が終わり、夜10時を過ぎてようやく空が群青(ぐんじょう)色になる。街の夜景、そしてトラムの線路が描く曲線。ほんのりと酔いもあって、まるで、絵画の世界に紛れ込んだような気分。
 
 
 
 
 
☆移転のお知らせ
 
新住所にお引越しいたします。
7月8日(土)~10日(月)まで休業、オンラインは休まず受注いたします。
新しいアトリエで皆様のお越しをお待ちしております!
 
 
 <新住所>
 東京都港区六本木3-6-8 Ours 2F
 パルファンサトリ
 
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