ライトアップされた東京タワーをバックにした、神宮外苑の花火大会、2012。
「夕方6時半にきてちょうだいね」
そう言われてアトリエを出た時はまだ空は明るい。
==== 花火が始まるまであと1時間。
そのころには真っ暗になるのかあ・・・。
やっぱり秋めいてきたんだ。
お部屋に入って始まるまで、お食事をいただいているうちにどんどん夕闇が空を覆っていく。
お招きされた15階のこのお部屋からは、左にスカイツリー(押上タワー)、正面に東京タワーと六本木ヒルズ、ずっと右の後ろには、天気の良い日は富士山が見える。
神宮外苑を目の前に、ちょうど目線の高さに花火が上がるので、絶好のロケーションだ。
しかし、風向きによってはもくもくと煙が来るらしい。
幸い今日は左に流れて、窓を開けたまま見ることができた。
上がり始めてから最初はがんばって撮影していたのだが、タイミングが合わなくて、なかなか花火が開いた時の写真が撮れない。
いまきれいなのに、あとで写真を見たって意味ないし・・・・、と思いすぐやめてしまった。
後のほうになると、変わった花火も出てきて、それは撮れなかったけど、
昔の花火よりもちょっとづつ進化しているようで、見たことのないようなきれいな紫や、繊細な糸のようなキラキラした花火など、珍しかった。
私はこの、下の柳のように流れるような花火が好きだなあ。
去年の花火に比べて、今年は特に最後のフィナーレがすごく長い。
もう終わりかと思うとまだ続いて、前回の分まで上げたかのようだ。
昨年はやはり自粛、というか、控えめだったんだなあ。
夜中にテレビ番組で、「手で持つ花火」の作り方を放映していた。
もう何年もおもちゃ花火はやっていない。
線香花火も好きだけどね。