パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

日本料理「山藤」広尾店/Yamafuji Hiroo

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「もし私がとても料理上手で、家できちんと食事を作れるなら、毎日こんなごはんが食べたいな」
というような、上等の家庭料理のお味。
とっても洗練された「おうちご飯」とでも言おうか。

そうはいっても家じゃできない技なんだよなあ・・・。

広尾にある和食のお店、「山藤」。

上は滋味あふれるアワビとオクラ。

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フレンチやイタリアンはおいしい。大好き。でも毎日では疲れてしまう。
天ぷらだって、懐石だって、外食はそうは続けられない。

やっぱ、ほっこりポテトサラダや、素朴なアジフライとか、美味しい野菜を丁寧に調理した、体にやさしいものが食べたいのだ。

みょうがの味噌田楽をはじめとする、有機野菜を使ったお料理のかずかず。
ほかにも、じゃがいものおひたし、さっぱりトマトの冷製、賀茂なすの揚げびたし、 しょうががばっちりきいた「ずいき」のくずあんかけなど、何皿も出てきて夏の野菜をたっぷりいただける。

ぜんたいに薄味でお出汁や食材のうまみが中心なので食べてて飽きない。

 

 

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今日は女子会だから、こういうヘルシーな献立がとっても嬉しい。
この調理法試してみよう、とか、この器かわいいとか盛り上がる。

しかしみんな働く奥様(しかも古風なナデシコたち)なので、なぜ女子ばかりが食事の支度をしなければならないのか、この日本のシステム(習慣?風潮?)についても盛り上がり、つい気炎をあげてしまう。

 

 

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これは短角牛のサーロイン。
脂がきつくないからあっさりしている。

ここまででかなりお腹がいっぱいだったのに、おいしくて頂けてしまった。

 

海の幸、山の幸、野菜、魚、肉。
特別に凝った料理とかではなく、どれも安全な食材を吟味してとても丁寧に作られている。

 

 

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締めに季節の土鍋ご飯、この日はアユのご飯だった。

炊きたてで香りがいい~。


 

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アユを混ぜ混ぜしてよそってくれる。出汁のやさしいお味でしょっぱくないから、本当におうちで食べるごはんみたい。
(いや、うちじゃできないけどね)


香りのよい生海苔のおつゆとお漬物も最高!

 

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最後のデザートは、抹茶のかき氷か、つめたい白玉ぜんざいから選べる。
もう一品何かあったのだけど・・・?

かき氷は懐かしいシャキシャキした粗めの氷に、本物の抹茶の苦味がとっても爽やか。
後の余韻にふさわしいデザートでした。


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広尾の駅から歩いて1分だからとっても便利。

 

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