パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

オランダ便り4 フォンデルパーク Vondelpark Amsterdam

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ここ、フォンデルパーク(Vibdekpark)は、アムステルダム最大で、最も有名な市立公園。
 
私が滞在したフラットからは徒歩3分、アムステルダム国立美術館からもすぐ近く。入り口を入ってすぐ前の大きな噴水を目印に、「ここへ帰ってくればわかるよね~」などと横目にみながらぐるっと周囲をまわることにした。
 
 
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何度もしつこいようなのだけど、フォンデルパークはオランダにおける私の新宿公園のような場所に違いない!
 
と思ってワクワクして来たのだけど...。
行けども行けども、緑と水がたっぷりとした景観で、とにかく広い。
 
ここは確かに公園だけど、むしろ自然の田園的な感じである。1時間歩いても、ほんのちょっぴりしか踏破してないのではなかろうか。
 
新宿御苑も広いと思ってたけど、多彩に富んでコンパクトにまとまっている。日本庭園あり、イギリス式、フランス式、里山など、うまく組み合わされてまるで「幕の内弁当」みたい。
 
 
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芝生に腰を下ろしてちょっと休憩。今日のおやつは、家で炊いたおにぎりと、メロンとオレンジジュース。
 
このメロンは、フラットの近くの果物屋さんで買った。オランダでもカットフルーツがあるとは思わなかった。甘くてとってもジューシー。
 
 
芝生の間から顔を出しているのは、白い小さな菊。カモミールではない。パリでもカンヌでもよく生えている、ありふれた雑草だけど、可愛い。
 
 
みんなゴロゴロしているので、私もリラックス。
 
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『うわー、シャボン玉だ。゜○。。。』
なんて振り返り振り返り、眺めているうちに奥へと入り込み・・・。
 
 
 
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緑の中にかかる美しい橋。橋の上から流れをみているときは余裕だったのだが、
池や川がたくさんあるので、歩くほどに場所がだんだんわからなくなってくる。
 
 
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なんか、さっきもここに来たような気がするが・・・。6時が待ち合わせなので、そろそろ帰ろうと思ったのに方向感覚を失って焦る。
 
 
 
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公園の案内所にいたのは老夫婦。珍しくあんまり英語わからないみたいだし、私も焦っているので、
 
「あのー、わたし迷子なんです」
「どこに行きたいの?」
「お家へ帰りたい」
 
と、まるで幼稚園児のような会話になってしまう。
 
一応、地図上の自分の場所を指し示してもらい、なんとなくわかった気がして出口へ向かうも。。。
 
 
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公園の出入口は全部で8つ。
 
中をうろうろしているうちに道に迷い、どのゲートから入ったのかわからなくなってしまう。ちょっと出ては外の景色を見て、違えば戻り、道に沿って順番に出てみては、と繰り返しているうちに、ようやく見覚えのある噴水が!!
 
 
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わーよかった!4つ目でようやく元のゲートに戻ることができた。
 
やれやれ、この広さ、甘かったわあ。。
 
 
 
 
 
 
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