猛暑の次はずっと雨で、8月はちっとも新宿御苑に行かれない日が続いた。
でも今日はようやく晴れて、朝のうちは空気も少しひんやりしていたので、気持ちよく散歩に出かけることができた。
この夏はずっと椅子に座る仕事が多く、すっかり体がこわばってしまったのだが、たくさん歩くととても気持ちがいい。
うきうきしながら到着して、御苑の入口のおじさんに、
「今は何の花が咲いていますか?」
と聞いたところ
「今は一番花のない時期だから、何にも咲いてないよ」
という。
「えー。彼岸花は?」
「まだ。」
「バラは?」
「もう全部枝を切っちゃったから」
「じゃあホトトギスは?」
「・・・まだ。」
なんかほかのことをしながら忙しそうだ。
いつもの入口のお姉さんは調べてくれたり、とっても親切なのに・・・。
でも、自分の足で探したらいいことだもんね。
さて、あちこちあるいていると、ちょびちょびと花が咲いている。
やっぱり、夏の名残りの花が多い。
アメリカフヨウも、ヤブミョウガも、槿も、盛りを過ぎている。
向こうに橋を臨んで、赤いサルスベリは、夏休みの終わりの花。
ツルボは、前回来た時はまだ咲きはじめだったけど、今日は満開。
ピンクのじゅうたんを敷いたみたい。
それに、ツルボが群生しているプラタナス並木以外にも、気がつくと、ところどころ足元に1輪2輪咲いている場所がある。
発見発見。
紫色の野草、ホトトギスも満開だし、秋の花、「萩」もピンクの花を咲かせている。
バラは全部刈り取られた後で、あと1カ月くらいは、見ごろを待たないといけない。
秋のバラはとてもよくもつし、冬まで楽しめるから、今後の楽しみにしておこう。
やっぱ、新宿御苑はいいよ!