新宿御苑の梅は、満開の一歩手前で今が見ごろ。
梅の花はだいたい、紀元節(建国記念日)2月11日ころに咲き始めるような印象がある。
ここ3週間ほど新宿御苑に行っていなかったから、3月に入って、もう散り始めているのではないかと焦ってしまった。
少し散ってしまった枝もあるけれど、まだまだ上の方は蕾があるし、満開直前。
鈴なりに咲いた花は遠くからよく見える。
寒い日が続いたから、結構長持ちしているようだ。
しかも、早朝は寒くて、梅林付近をのぞけばほとんど人に出会わない。
こんな風に、立派なカメラを持っているのは、プロのカメラマンだけだったと思う。昔は三脚を立てるほど熱心な人は、もっと少なかったように思うけど。
下は、梅林から離れてイギリス式庭園のそばにあった梅で、少し小ぶりな清楚な花だ。
近くには終わりかけの水仙の大群があり、アニマリックなインドール臭が強く漂っていた。
そのため、梅の香りが嗅ぎにくい。
梅っていいなあ。
大好き。
暖かくなってから、華やかに咲き、風に揺らされて散る「さくら」とは違い、「梅」は厳しさに耐えて花を開き、容易には散らない。
今度生まれ変わるなら、バラになれなかったら、梅がいいかな・・・って、この前はアネモネでも同じこと言ったっけ。