パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

クチナシの白い花  ガーデニア

100628ガデニア2.jpg

季節の花が咲くたびに毎度毎度、ああ、もう1年たっちゃった、と思う。



くちなし、ガーデニアは白い肉厚の花特有の、クリーミィでボリューム感のある香りがする。
日がたつにつれ、茶色に枯れてきて、匂いもアニマリックになっていく。

ジャスミン調の香り。

 

しかし、咲き初めはグリーン感が強く、甘さと爽やかさがある。
この、つぼみが膨らんで開く瞬間がたまらなく好き。

顔をうずめたくなる。

100628ガデニア1.jpg

しかし、匂いを吸おうと近づくと、黒い小さい粉の様な虫がいるから油断できない。

どんなに蕾から摘んできて活けても、開くといつの間にかそこにいたりする。
だからあまり、部屋には持ち込まない。

 

庭に置く花だから、ガーデニア?いえいえ、gardenさんが命名したから。
と記憶している。

 

100628ガデニア虫.jpg

葉に食べた跡があるときは、裏に必ず青虫がいる。

まだ小さいけど、こいつ悪い子ちゃんで、あっという間に大きくなってもりもり葉を食べてしまうのだ。 
おしりにとげの様な突起が付いている。

大きくなると結構凶暴で、噛みつこうとしたりするんで、つまむのが怖い。

昔、どんな大人になるのか飼ってみたことがある。
いよいよさなぎになろうとする大きさになったとき、ケージの中をハイスピードでぐるぐる歩き回り、
ちっとも繭(まゆ)を作ろうとしない。

まてよ、と思い土を入れたところ、穴を掘り掘りして土中に落ち着いた。

やがて、子供のころエビバチと呼んでいた、スズメガになった。
オオスカシバというらしい。

羽が透明で、おなかが太く、黄緑と園児の縞模様の毛が生えていて、
尻尾がエビのように開いている。

 

100628ガデニア.jpg

美しい花には、ワルイ虫がつくものだ


 

▶ 花事典  クチナシ :アカネ科 クチナシ属  学名:gardenia jasminoides ellis  

▶ 関連記事 2009/6/17 くちなし ガーデニア

▶ 同じカテゴリの記事を読む 花と香り  

小さい頃から植物が大好きで、ポケット植物図鑑を手に道草をくいながら帰りました。
いろんな場所で撮ったお気に入りの花の写真と香りのお話。
  

 

 

▶ おすすめ商品  汗ばむ季節に爽やかな香り。
            オードパルファン マザーロード66          for Him

 

 

Copyright © PARFUM SATORI All Rights Reserved.