花のサンクチュアリ パリ バノー 1
花の都パリとはよくいったものだ。(ほんとの意味は違うかもしれないけれど)
うろうろと散歩すれば、小さな公園や花壇がいたるところにあるし、お花屋さんも多く、白い窓辺に赤いゼラニウムの鉢が飾ってあったりする。
石の道と石の建物。石にかこまれているから、よけいに植物をたくさん植えるようにしているのかもしれない。アイボリーやグレー、レンガ色の建物によく似合って街全体が花器のよう。
どこの公園もみなセンスの良い色合いで花や木を配置している。スコップを持ったおじいさんが働いていたりして、つねに手入れが行き届いているという感じ。
美術館があるルクサンブルグ公園(Luxembourg) はとても広く、植栽はなかなかみごと。大きな樹木と花に囲まれて、足の先から頭のてっぺんまで、のびのびする。2年前のちょうど今日、ミュゼではラリック展を開いていた。
そこからテクテク歩いて、曲がったり戻ったりしながらボンマルシェの細い道を横に入ってバビロン(Babylone)通りへ。
バノーに向かう途中に、それなりの広さなのに、地図にも載っていないこじんまりした庭園がある。私のお気に入りのその場所は塀で囲まれていて、夜は鉄の扉が完全に閉ざされてしまうし、いつも前にパトカーが止まっている。官邸の裏になるかららしい。(つづく)
写真 上から ①ルクサンブルグ公園 ②花屋さん ③パリの窓 ④ラリック展2007/4/25 ⑤バノー近くの公園Jardin catherine la boure