パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

自分の「好き」をみつけよう

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自分の「好き」をみつけよう


私の好きな洋服、色、音楽、絵、写真、小説、心地よくなる場所、あこがれの女優、なんでも。

 

流行でなくても、人と違っていてもいいの。
人と同じでないと、恥ずかしいなんてことはない。

でも、無理に違うものを選ぼうとしなくてもいい。つまり好き嫌いに関して、人に左右されないこと。

自分の好き嫌いを自分で尊重したら、人の好き嫌いにも干渉しなくなる。「あ、この人はこれが好みなんだな」と、他人と自分の違いを認めることができる。

 


ものを作るときも、「個性のある作品」だとかあなたの個性、というのは「奇抜なもの」という意味ではないよ。あなたの「好き」を作り続けて積み重ねていって、その全体からにじみ出てくるもの。

だから、平凡といわれたとしても、自分が本当に好きだと思ったら、それが個性なの。
ありのままで、いい。


そして、自分を磨く。

一流のものに触れること。今は、何が一流なのか、判断するのはとても難しい時代だけれど、(というのはマスコミに露出しているから一流とは限らないから)少なくとも、歴史に学ぶというのは正しい。

今、売れているもので、100年後、残るものがどれだけあるだろう?逆に、古典と呼ばれるものは、時間というふるいにかけられて残ってきたものだから、やはりそれだけの価値がある。

 

クラッシックバレエ、オペラ、名画の展覧会、最高級のホテルで過ごす、絶景、赤ちゃんの肌、なんでもいい。

感動を体験して、皮膚で感じる。夢中になる。私はこれが好きって、堂々と言える。(心の中ででもいい)
感度を上げておけば、しぜんと良いものがわかるようになる。素晴らしいものから出ているオーラを感じられるだろう。

 

そして何年かたったある日、すごくいいと思っていたものがつまらなく感じたら、きっと成長した証拠。

それは卒業して、アルバムに綴じよう。

 

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