パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

パルファンサトリ 会社設立記念日 PARFUM SATORI Birthday

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今日、3月24日はパルファンサトリが株式会社になって7周年。
 
キルフェボンのケーキとお茶で、スタッフたちとお誕生パーティーをした。
 
フランスでは、7歳になると「分別(ふんべつ)の歳」とするらしい。
 
「7歳はもう子供ではないし、誰かに従わなければならない存在でもないが、社会規範に則って、自分で責任を取らなければならない」というらしい。
 
まだ7歳と、甘えてはいけないのだ。
 
 
 
 
2000年に、一人で香水の仕事を始めて16年になる。
 
始めてからずっと、「大海にたったひとり」の感であった。
 
四方八方、波ばかり。
進んでいるのか戻っているのかわからない中での私のモットーは
「たゆとえど沈まず(Fluctuat nec mergitur)
パリ市の紋章にある言葉だ。
 
 
そして2009年に自己資本比率100%で株式会社パルファンサトリを設立、今日で7年が過ぎた。
きわめて遅い歩みである。
 
 
 
会社を作ってからは、2009年秋のリーマンショック、2011年の大震災、消費税などなど、逆風と荒波にもみくちゃにされ続けて、どうやってここまで来れたのか?と思うと、やっぱり周りの人たちに恵まれ、かつ神様の加護もあったと思う。
 
船乗りが「板子一枚下は地獄」と、験(げん)を担いだり、海神さまを祀ったりするのがわかるわあ。。。
 
 
 
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最初一人でやっていた時は何もかも、自分がやらなければ、いつもまでたってもその仕事はそこに置いたままになっている。
 
そんな仕事したくないって、泣いたって、ふてくされたって、紙一枚のコピーだって動かない。
 
 
 
でも今は、スタッフの誰かにお願いすれば、自分が他の仕事をしているときに、その仕事が進んでいるというのが、本当にミラクル!
 
要領の悪い私がやるよりも、ずっと早くできてて、奇跡のように感じてしまうのだ。
 
「うわー、できてたの?ありがとう!」
 
あんまり喜ぶから、たまに
「ハードル低すぎる(笑)」
と返されることもあるけど。
 
 
 
昔に読んだ童話が思い出される。
 
貧しい靴職人が仕事に疲れきって眠ってしまうと、夜中のうちに、心優しい妖精たちが大勢で靴を縫い上げてくれて、朝起きたらそこにピカピカの靴がある!
 
というような、まさにその感謝の気持ちでいっぱいなのだ。
 
 
 
みんなはわからなかったと思うけど、この7年、プラス9年のことを思い浮かべると、ケーキを前にじんわり目元が潤んでしまうのであった。
 
 
社長の自覚をもって明日からまた頑張る!
 
 
 
 
 

 

➤香水専門データベースサイト フレグランチカの「Best in Show: Cherry Blossom Fragrances (2016)」に「さくら」がピックアップされました。

 

世界のブランド香水のデータベースサイト、FRAGRANTICA(フレグランチカ)

パルファンサトリの香水掲載されました。
http://www.fragrantica.com/designers/Parfum-Satori.html 

シンガポールの香水専門ブログ 「THE SCENT OF MAN」 にインタビュー記事が掲載されました。
全部で5回にわたり紹介されております。
The Scent of Man.wordpress.com- PARFUM SATORI -No. 1

 

 

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