パルファン サトリの香り紀行

調香師大沢さとりが写真でつづる photo essay

海の香り ヨットレース その2 39

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海のにおい。

爽快なグリーンを薄く薄くして、ほんのり海藻のような塩辛さがある。「とびきり新鮮な生カキを呑みこんだ時にのどの奥から鼻に抜ける香り」を薄くしたような。

しかし既存の、たいがいのマリン・オゾンタイプの香水は、私にとっては人工的な匂いに感じられる。香水らしくない、もっと、ナチュラルなものを作りたいと求めている。

オフィスあたりでも、年に1回くらい風向きと天候によって、東京湾から磯臭いにおいが上がってくることがあるが、それは汚い海の、生臭い腐った魚のにおいだ。

港より砂浜のほうが、きれいに匂ってくると思う。

南仏の海に行くたびに胸がすくような気持ちになって、深呼吸をする。
森林浴と同じように、効果があるのだろう、自然の力には。

 


昨日の続きで、PANERAI Classic Yachts Challenge の時の写真。 私がクルーザーだと思っていた船も載せてみた。

 

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