「お疲れさま~」「おつかれさま~」
帰るとき、声をかけ合う。
ありふれてるけど、こういう言葉って日本語独自のもの。
ねぎらう、というか、励ますというか。
メールでも、親しい間では「お疲れ様」から始まるとなんだか嬉しい。
だって「私、本当に疲れているんだよぅー」
でも、
-私は一生懸命頑張ってる-
って思っている時、そういう言葉をかけられると、
『あ、自分のこと気にかけてくれているんだ』ってほっとして、肩の力が抜けるんだよね。
日本には、日本特有の文化からできた言葉がある。
「いただきます」「ごちそうさま」
八百万(やおよろず)の神様がいる国だからこそ、食事にだって感謝をささげる。
もちろんその作物を作った人や、調理した人、さまざまな人も含めての感謝。
外国語にもなった「もったいない」という言葉も、やっぱり物への感謝から発していると思う。
これはとても美しい習慣だ。
「疲れ」にまで「様」をつけるなんて、勤労の尊さを知っていればこその国民性。
もっと、たくさんの人にこのことばをかけよう。
心をこめて。
☣
さとり「与一や、疲れていてもユーモアは忘れちゃいけないよ」
与一「あい-」