図鑑では見たことがあったが、本物のバナナの花をこんなに間近で見るのは初めてだ。
迫力のある、いかにも南国の花。
新宿御苑の温室で、いまは花はほとんど終わってしまっているが、これは少し前に撮ったバナナの写真。
うーん、相当な房がつながっている。
たいがいはまだ未熟な青い状態の時に収穫され、出荷されるが、ここは温室なのでこのままにしておくだろうから、枝についたまま黄色くなったところが見れるだろうか。
下垂するバナナの房の先、ほぼ地面に近いところに花は咲いている。
朝はあまり人がいないので、這いつくばって香りをかいでいたら、通りがかりの人に変な目で見られ恥ずかしかった。
これはノーマルな大きさだが、30センチ以上ある巨大バナナを食べたことがある。
甘さがなく、固いのにねっとりとしたサツマイモのような味だった。
バナナの果実の香りはイソアミルアセテート(Isoamyl acetate)。
メチルヘプテノンという香料は、固いバナナの青くささ、中の筋のような匂い。