パルファン サトリの香り紀行

調香師大沢さとりが写真でつづる photo essay

初釜にて tea ceremony

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足の弱った母の代わりに来はじめて、今年で18年目になりました。遠州茶道宗家(えんしゅうさどうそうけ)の点初め式にて。

母も私も裏千家ですが、40年ほど前に小堀遠州顕彰会(こぼりえんしゅうけんしょうかい)が出来たときに母が入会したご縁で、今でも点初め式にお招き頂いております。

着物も帯も、全部母のお下がりを仕立て直し。地味だと思っていたこのコートも、年齢なりに貫禄が出て似合ってきたような気がします。



12歳で裏千家に入門し、お茶名を取るまではお稽古に励みましたが、今ではお茶会以外は「毎朝の一服」として、点てだしで薄茶をいただくのみとなりました。

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遠州宗家に続いて、翌日は裏千家今日庵(こんにちあん)東京初釜式に参りました。
お家元の濃茶席のあと、いつものようにお庭を後ろに写真を撮っていただきました。

今年は95歳になられる大宗匠(だいそうしょう)にお会いできず寂しいと思っていたところ、点心(お食事)のお席にお顔を出され、大変お元気そうでうれしく思いました。


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私はずっと父親似だと思っていたのですが、この写真は母の若い頃の写真にそっくりで驚いています。


東京都 市谷加賀町裏千家東京道場にて





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