パルファン サトリの香り紀行

調香師大沢さとりが写真でつづる photo essay

ハクモクレン 白木蓮① Magnolia denudata 2015

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この暖かさで、新宿御苑ハクモクレンの花が一気に満開になった。
ほんの2~3日前のことである。
 
今の時期は花が次々と咲き、2日も出かけなければ、苑の様子はすっかり変わってしまう。
 
とても見事なハクモクレン
ここ新宿御苑には、大きなハクモクレンの木が何本もある。
新宿口ゲートのあたりと、日本庭園の木はとても見事。
 
この木は樹齢130年、高さも14メートルとあるが、表示の古さから推測するとそれから何年も経っているだろうから、20メートルはあるのではなかろうか。
 
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あたりに漂う香りが強い。
 
ハクモクレン、コブシ、シデコブシと、同じ種類のマグノリアだけれども、香りはずいぶん違う。
このことについては、ページを改めて比較して書いてみたいと思っている。
 
ハクモクレンのこんな大きな木を仰いでいると、花は崇高な使命を持っているように思えるし、そうではなくて、存在自体が崇高なだけのようでもある。
 
まるで、白い鳥が羽を休めていて、風が吹くと一気に飛んでいってしまいそうだ。
 
 
 
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