パルファン サトリの香り紀行

調香師大沢さとりが写真でつづる photo essay

蛍(ほたる) 毎朝の一服 Lampyridae tea ceremony

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草の葉を落つるよりとぶ蛍かな 芭蕉
 
 
訓、は母の雅印。
 
若いころから道楽はしているというものの、陶芸にしても俳画にしても、
上手(じょうず)から見れば下手(へた)かもしれない。
 
本人は人に見せるつもりがないのを、ネットを見ないことを幸いに、私が勝手に発表しているのでご勘弁。
 
 
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「5月に入って晴天が続いた後、雨がたくさん降る。
翌日になってよく晴れると、清流では蛍がいっせいに孵(かえ)る。」
とは、母の談。

昨日はいっぱい雨が降ったから、今日あたり、蛍がたくさん飛ぶのではないだろうか。

 

昨年もこの時期、蛍籠(ほたるかご)の中次(なかつぎ・茶を入れる器)について書いたのだが、今年もまたそんな時期になってしまい、一年の過ぎる速さに唖然とする。

この茶碗は、見込みに蛍が飛んでいて、お茶を飲み干すと底にもひとつ、光っているのが描いてある。
風流なり。

 
 
 
20160530抹茶浮舟.jpg
 
今日のお菓子は茂助団子の抹茶浮舟。
このところしばらくお菓子の掛りは私だったのを、外出(そとで)のついでに久しぶりに母が買ってきた。
 
自分で選ぶのではないせいか、見慣れていない分、「おおっ」と新鮮である。
 
 
 

 

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