母の作、蛇の目傘のお皿。
本家があって、「伊万里染付傘形皿」を写したものだが、不揃いな形が愛らしく、縁のそり返しが母の工夫であるように思う。
昔、栗田美術館で見たあと、たまたま「目の眼(株式会社里文)」昭和56年(1981)8月号という美術雑誌の表紙を見て手本に焼いたらしい。
日本陶芸倶楽部に通っていたころである。
日本陶芸倶楽部に通っていたころである。
端っこに赤いラベルが貼ってあるのは、三越での展示会に出したまましまってあったから。
このところ、私も一緒に茶道具の整理を手伝っていて、母も出してみて思い出したようだ。
そのとき、このお皿を見せてもらってからすっかり気に入り、雨の日が来たら並べてみようと楽しみに思っていた。
雨の日が楽しみになるって、いいことだな。
今日は思いのほかたっぷりと雨が降った。
きっと明日は、蛍がたくさん羽化するのではないかしら。
プルプルの蓬葛(よもぎくず)は、夏が終わり、夏の予感の涼しげなお菓子。
ああ、、でもその前に梅雨があったっけ。。。
ガラスの抹茶茶碗と一緒に楽しむ毎朝の一服。
口に入れると、笹の葉の新鮮な香りがほんのり広がる。
(蓬葛・叶匠寿庵)
☆「毎朝いただく一服」、お抹茶とお菓子を載せています。
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