パルファン サトリの香り紀行

調香師大沢さとりが写真でつづる photo essay

大八重くちなし gardenia

大八重クチナシ

大八重くちなしの香り

 

6月の蒸れた空気の中に、クチナシの香りの特徴である甘いクリーミーラクトンが匂ってきました。

まだほの明るいアトリエからの帰り道、ビルの植え込みに大八重梔子(おおやえくちなし)の白い花が浮かんでいます。

この香りは夏の訪れ。夏至が近い寂しさを予感させます。

 

ガーデニア

 

豊かなジャスミン調にグリーンが合わさっているのですが、奥にはほのかに、ブラックペッパーオイルのような爽やかなスパイシーも感じられます。

 

 

 香るクチナシの花

 

中心の渦巻く姿はバラのようにも見えますが、はなびらは肉厚。

ビロードの純白の花は、あっというまに茶色く朽ちて、梅雨が明ければ猛暑です。

 

 

 

 

プチトリアノン パルファンサトリ香水のご紹介  

 

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