パルファン サトリの香り紀行

調香師大沢さとりが写真でつづる photo essay

日記のため書き「パルファンサトリの香り紀行」 blog diary

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 日記のため書き「パルファンサトリの香り紀行」 blog diary

 
今年の3月に2000記事を超えていたのに気が付いた。
 
まだブランドの知名度が低く、ウェブに見に来てもらう方法がないかと思ってブログを始めたのは2009年の3月。
 
いち早く始めていた友人が、
「ブログっていうのはね、1日3回はアップしないといけないんだよ」
という。
 
「えええ、1日3回も!」
それは無理だと思った私は、せめて一日一回、毎日ブログを書こうと思ったのだ。
 
 
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私の通っていた小学校低学年では、絵日記を1年365日毎日書かなくてはならないという厳しいノルマがあった。
 
もともとプラクティスとかトレーニングとか日課とかが嫌いな私にとって、週に1回、7日分を提出しなければならない月曜日は、大きな試練の日であった。
日曜日に帳尻を合わせ、ため書きするとか、またはそのまま白紙で出して叱られるということもしばしば。
 
その時はまさか大人になってまで日記を書く羽目になるとは夢にも思っていなかったのだが。。。
 
 
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そんなことで始めたブログ、パルファンサトリの香り紀行。
3日坊主ならないよう、
『とりあえず30日は続けてみよう。』
そう思って1か月がたったとき、 
『じゃあ3か月ね』
とか思って、それからは次第に書くことが楽しくなってきた。
 
植物の香りや、人に聞いたり調べたこと、いろいろ思いついたことなど書きつけておけば、のちのち辞書の代わりにもなるし。
 
「香水のことや香料のことを調べようと検索すると、このブログが出てきました」などど生徒に言われれば面はゆく、アトリエに来られるお客様に「ブログ読んで癒されてます」などと聞くと励みになったりして。
 
そんなことでいつの間にか七年たってしまった。
 
 
 
どんなに忙しくても必ず書くようにしていたが、ブログを始めたころの忙しさというのは、今に比べればのんびりしたものである。
 
今はいくら頑張っても、どうしても書くためのほんの30分が取れないこともある。
 
そこで、たまにはため書きと相成ったりする。
 
 
 
 
後で聞いたところによると、彼女が言っていた「毎日3回書かなくちゃいけないブログ」というのは
「今どこにいる」とか、「何を食べた」といった、1行くらいのものでよいそうだ。
 
それによって、「ウェブサイトが更新され、検索で上位に上がってくる」というSEO対策のためのものだとか。
 
生真面目に写真とか長い文章を書くようなものではないということが後になって分かった。
 
となると、ため書きをアップしても本当は意味がないのである。嗚呼。
 
 
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最近では、通勤途中にインスタグラムhttps://www.instagram.com/parfumsatori/にアップしている。
 
世界中からリアルタイムに反応があるというのは、それはそれで面白いものである。
 
 
 
「無駄なのか意味がないのか、続けてみなければわからない。」
という性分だから仕方がない。
 
ただ、なにごとも楽しいと思っていなければ続けられないものである。
 
 
 
 
 
 
  
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