パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

COTY  CHYPRE 1917 (コティ シプレー)

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オリエンタルからシトラスまで、
シプレーの範囲は広い。

このタイプは都会的で知的でとっても好きなのだけれど、
最近はしっかりした香りがあまり流行らないせいか
クラッシックな質の良いものが
少なくなってしまってさみしい。。。

 

 

 


COTY  CHYPRE 1917 (コティ シプレー)

19世紀終わりまで、香水は薬瓶のようなものに入っており、容器に惹かれて香水を買う客がいるとは誰も考えていませんでした。

1906年、コティは有名な宝飾師であるラリックに、バカラボトルにつけるラベルの製作を依頼しました。お店がとなりだったとか、斜め向かいだったとも聞いています。

ラリックはそれを拒みましたが、香水瓶の製作から手がけることになりました。宝飾に使われる鋳造技術を香水瓶に活かしたのです。

以後、コティとラリックは協力して素晴しい香水と瓶を次々と発売していきます。

「香水は鏡台の上に置かれたときから、匂い立たねばならぬ」というのはコティの言葉です。

写真はコティのシプレー。

古いシプレを洗練させた、シプレータイプの原点と言われています。
香りの骨格はベルガモット・オークモス・パチュリ。

 

 

 

 

SATORI's creations are based on traditional Japanese culture. Through Sado (Tea Ceremony), Kado (Flower Arrangement), and Kodo (Japanese Art of Fragrance) that she has practiced since her childhood, she entrusts her perfumes a message, a wish: to introduce real Japanese spirit, real oriental fragrances.

 

 

 
※写真は、フランスや世界各国で集めたパルファンサトリの所贓品です。教室では、「香水のタイプ、ブランド、歴史」などを学ぶために、クラッシックから現代の香水を紹介しています。
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