パルファン サトリの香り紀行

調香師大沢さとりが写真でつづる photo essay

Calone カロンは海の香り

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 Calone カロンは海の香り

 

マリングリーン。生牡蠣や、きれいな海岸に行ったときに感じる、

 

やや青いような海の香り。 

1990年発売の「カルバンクラインエスケープ」は、大量のカロン(カローン、キャロンともいう)とローズの組み合わせが斬新だった。今見ても、古臭さを感じない、エポックメイキング的な香水。

 

カロンは発売当初は高価な香料だったためと、また、新しいタイプの匂いに市場が慣れていないため、濃度も1%程度で処方に1/1000程度しか使われなかった。

 

しかし、匂いというものは慣れてくると許容量もあがるため、次第に配合量が増えてくる傾向にある。

ある程度の広がりのあと、オーバードゥーズ(と呼ばれる、大量に配合すること)により、今までにない斬新な香りとして市場に受け入れられたりすると、一気に使用量が上がる。

 

シャネル5番のアルデヒドもやはりオーバードゥーズの例と言えよう。

 

カロンもオゾンノートの流行とともに大量に使われるようになり、価格も一ケタ以上下がった。

粉体。 

7-methyl-3,4-dihydro-(2h)-1,5enzodioxepin-3-one

C10H10O3

 

 

 

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