パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

エフェメラルについて autumn ephemeral

120902ツルボ1.jpg


春の妖精に対して秋の妖精、オータムエフェメラル(autumn ephemeral)。
そんな言葉があるのかしら?

春夏秋冬、現れては消えていく花の妖精たち。


妖精を捕まえることはできない。

ただできるだけ長くそばにいてもらいたいと願うだけ。


20150929ギンモクセイ.jpg

美しい四季の移り変わりを見ていると、私たちは何ひとつ所有することはできないんじゃないかなと思う。


たとえ、一輪の花をテーブルにおいて、あるいは庭に花を植えて愛でたとしても、永遠にとどめることはできず、その移ろいを記憶に残すのみ。

20150929hakusekirei.jpg

ただ繰り返す季節のために、彼女たちに再び会えるよう、邪魔しないという形で、ほんの少し自然に関与できるかもしれない。


感謝と謙虚さをもって。


20150929ホオノキ.jpg

秋晴れの、こんな素晴らしい日に、ひとりで広い公園でぼんやり風の音を聞いていると、いろんな音が聞こえてくるし、音(おと)は、たくさんあるけれど、聞こうとしなければ聞こえないものだって、あらためて思う。










キンモクセイの香り☆オードパルファン「SONNET(ソネット)」

トップはマンダリンのシトラスと、クラリセージのティーノートから爽やかに始まります。そして甘い桃のようなオスマンサス(キンモクセイ)の香りは、やわらかいフローラルの広がりに、やがて、木の暖かいラストノートへと移ろっていきます。

Copyright © PARFUM SATORI All Rights Reserved.