昨日までの冷たい雨が去って、今朝はふっくらと空気がやわらかい。
思わず弾む足取り。
林の木々には無数の光の粒がキラキラ。
雫(しずく)に寄ると、木全体が水滴で覆われているのが見えないし、引いてしまうとキラキラが失われてしまう。
林の中の感動を、どうしても伝えられないもどかしさ。
しおれたカエデモミジさえ、もう一度鮮やかに輝く。
after the rain,「雨の後」とは少し違う「雨上がり」ということば。
日本語って、曖昧(あいまい)だといわれるけれど、一言にニュアンスを含んでいるところが、隠れた意味まで表現してくれる。
と、思う。