パルファン サトリの香り紀行

調香師大沢さとりが写真でつづる photo essay

冬の雀 すずめ  tree sparrow

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あとひと月と少しで今年も終わり。
木々の梢(こずえ)もすっかり葉を落としている。
 
遠目にもむき出しになった枝が、晩秋の物寂しさを一層きわだたせている、、、と思ったら、
近づいてみればそこに残っていたのは雀たち。
 
わずかにしがみついた葉に混ざって、それはずんぐりと丸まった雀が枝先にとまっているのだった。
 
 
 
アトリエに向かう途中、新宿御苑の木立を抜けて冷たい風の中を歩く。
 
 
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雀は小さいころから身近だったけれども、大人になってからも、とても親しみやすい存在でありつづけている。
 
パンくずなどを無心についばんでいる様子を眺めていると、こちらもまた鏡に写したように無心になれる。
 
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童謡の、「雀の学校」の歌詞と、「めだかの学校」の歌詞の節回しがごっちゃになって、
あれ、スズメの学校は藪(やぶ)の中だったかな~?とか思ったりする。
 
めだかの学校は川の中だったっけ。
 
雀の学校の先生はムチを振りふりちいぱっぱ。
 
 
どっちも覗いてみたいものである。
 
 
 
 
 
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