パルファン サトリの香り紀行

調香師大沢さとりが写真でつづる photo essay

ようやく、梅の開花 新宿御苑2012

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こんな日をずーっと待ちわびていたけれど、ようやく春の陽気になって梅がだいぶ咲いてきた。
本当に待ちくたびれてしまった。

 

 

その代わり、最初の一輪が咲き始めてから2ヶ月間、香りは充分に楽しむことができた。

そして、白い梅、赤い梅といっても種類がいろいろあるということを、改めて認識することもできた。
いつもだったら、次々と訪れる花の季節に気もそぞろで、あっという間に梅の花期を過ごしてしまう。

1枚目の写真の白梅は花びらがやや大きめでフリルのようになっている。
まるでさくらのよう。
これをみると、梅と桜が同じバラ科植物だということがよくわかるな~。

 

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こちらの白梅はちんまりとして可愛い。
新枝も萼も緑なので、遠目に見るとこの梅の花はややクリーム色かかって見える。

 

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ピンクの八重の梅。

稚(おさ)ないところがなんともいい。

 

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もう、ぎっしりという感じでさく白梅の枝。
梅の花は枝に直接咲く。

きものの柄みたい。

 

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日本庭園の梅林。
まだ花がパラパラな枝もあるが、蕾が少なくてもうこれ以上咲くようには見えない。
今年はこれで満開かな。

 

いつものことながら、梅の時期、桜の時期は、カメラを持ったお父さんたちが多い。
バズーカ砲ともいわれる長いレンズをつけて、木のまわりにワラワラと集まっている。

夢中になってシャッターを切るのもわかるけど、花の香りも楽しんでくれればいいのに・・・。
後になってみたって、写真じゃ匂いがしないんだから。


最近では女性もずいぶん多くなった。
スケッチをしているグループも。

まだちょっと風は冷たいけど、みんな待ち望んだ春だもの。

 

 

 

 

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