パルファン サトリの香り紀行

調香師大沢さとりが写真でつづる photo essay

番外編・チューリッヒ芸術大学と造形美術館/Zürcher Hochschule der Künste(ZHdK)

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今回の講演会主催者であるチューリッヒ芸術大学(Die Zürcher Hochschule der Künste、略称ZHdK)は、チューリッヒにあるスイスで最大の芸術系の大学です。
 
舞台芸術・映画学部、デザイン学部、文化分析・仲介学部、芸術・メディア学部、音楽学部があります。
 
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ヨーロッパにある芸大のイメージから古風な建物を想像していたのですが、とても近代的なビル。
 
シンプルな中に、モダンアートの要素も随所にみられビル全体がキャンパスになっています。
 
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中も外資系企業のオフィスのような作りですが、ビジネスのピリピリした雰囲気ではなく、若い人たちの、のびのびとした学び舎(まなびや)という空気に満ちています。
 
 
 
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迷い込んだ中庭には、シュウメイギク秋明菊)が咲き乱れていました。暖かいとは言えない戸外のベンチで、本を読んでいる学生さんも。
 
 
 
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大学構内のコーヒーショップ。よく見ると、扉の上には「KAFFEEBAR」の文字が。カフェバーって読むんでしょうね。
 
ライトミールと飲み物が買えます。
 
 
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こちらはビュッフェスタイルの大学レストラン。ものすごく品数が多く、バリエーションに富んだいろいろなお料理が選べます。
 
 

明るくモダンな大学構内には、デザインを学ぶ若い人がたくさん行き来していて活気があります。勉強できる立場と環境が羨ましい。。。また学生に戻りたい!!

 

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私の講演は午前に終わったので、後はストレスフリーでランチをすることができました。アムステルダムから駆け付けたターニャさんと一緒にランチです。お料理に目移りしてしまい、いろんなものをちょっとずつ取りました。
 
 
「腹が減っては戦は出来ぬ」とばかりに朝食をたくさん食べたのに、ランチも「戦勝祝い」とばかりにてんこ盛りでいきました!
 
 
 
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そして、チューリッヒ芸術大学には、造形美術館と芸術劇場なども併設されています。
 
 
 
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大学併設の造形美術館のキュレーターの方に美術館の収蔵庫に招待され、香水瓶のコレクションを見せて頂きました。
 
美術館が閉館した後、講演関係者が10人程でゾロゾロと裏の階段を下りていきます。いくつものゲートをキーカードで開けて、たくさんのモダンな椅子が棚に並ぶ通路を抜け、収蔵庫の扉を開くきます。
 
そこは整然と箱が収められたロッカールームのような場所。
 
 
 
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造形美術館なので、コレクションは造形の面白さで集めているように思いました。これらは私も見たことがありません。
 
 
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これはキャロンのタバブロン。ヴィンテージですね。
 
『パルファンサトリのコレクションにもありますよ~』と実は、内心、少し自慢に思っていました。
 
 
でもなにより、美術館のバックヤードを見ることができたのがとても楽しかったです。
 
 
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