パルファン サトリの香り紀行

調香師大沢さとりが写真でつづる photo essay

香料の安全性 イフラ The International Fragrance Association (IFRA)

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香料業界では、安全性の確保のためにIFRA(The International Fragrance Association )やRIFM (Research Institute for Fragrance Material)といった自主規制を実施する組織を設立しています。

IFRAは1973年10月ベルギーのブリュッセルで創立されました。香料業界の発展のために組織された国際機構で、日本は創立時から参加しています。①芳香原料の生理学的活性(皮膚や人間の身体に対する効果)に関する科学的データーの研究と調査。②適用される法律、規制の収集。③これらの情報の会員および利害関係機関への普及、の3項目の達成を目的に活動しています。RIFMもまたIFRAと連携をとり活動をしています。

 

IFRAからは2年に一回程度、新しい基準を示した「IFRAstandards」が通知されます。
パルファンサトリではIFRA実施要綱のスタンダードを遵守し製品の処方をしております。

 

ここで定めるスタンダードは、厳しい試験や情報収集の結果を反映し、多くの方が香粧品を安全で快適に使えるための指針です。

天然100%であれば安全というイメージがありますが、天然香料は単一の成分でできているのではなく、複数の香料成分で成り立っています。
そのため天然香料の成分中に規制物質があれば、その使用割合は制限を受けます。

たとえばベルガモットの中のベルガプテンは除かなければなりませんし、多くの精油の中にも規制物質が含有されています。そのため天然中の成分も含めて、処方中の総量を計算する必要があります。

それらは香水、フレグランス、シャンプー、化粧品などの製品カテゴリーによって細分化され、最終製品に使用できるパーセンテージは異なります。その基準は用途目的に従って使用した時の割合となっています。これらを満たす処方を書くためには専門的な知識を必要とします。

IFRAスタンダ-ドの情報のより詳しいことにつきましては、日本香料工業会のページでも紹介されています。 

http://www.jffma-jp.org/fragrance/safety/ifra-rifm.html

(写真はイメージでIFRAとは関係ありません)

 

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