暗い藪の影に少し光がさして、灌木に白い花が浮かんでいる。ラズベリーかな。
モミジのような形をした葉は、ラズベリーの仲間の、たぶんモミジチゴ。
イチゴやラズベリーの花はバラ科らしい姿かたちで、一重のバラに似ている。
細かいうぶげの様なトゲがあると思っていたが、あとでもう一度確かめたらトゲではないみたいだ。
半分以上は散ってしまった花の後に、まだ未熟な黒い果実がついている。
2週間後。
また見に行くと、花はもう終わりいくつかの実が色づいている。
モミジイチゴの果実は黄色いはずだがこれは赤い。
帰って写真を整理しているうちに気なって、翌日も行ってみたら前の日よりも少し黄色くなっているようだ。
果物といえばふつうは緑→黄色→赤→黒 の順で熟れるものだと思っていたけど、これは逆なのかな?
また、少し経ったら見に行こうと思う。
ラズベリーの葉は長持ちして形も面白いので、生け花の花材としてもよく使う。