パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

男性用・メンズ香水の選び方①紳士の嗜み(たしなみ)

 

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近年、男性の間で「身だしなみを整えたい」「体臭が気になる」ので、香水をつけてみたいという方が増えています。

 

しかし香水について興味はあるものの、「どんな香水をつけたらいいのかわからない」というお悩みもよくうかがいます。

そうはいっても、ブティックなどで女性店員に聞くのは「ちょっと照れくさい・・・」ということで、いきおい男性ファッション誌といったメディアの香水情報を読んだり、売上ランキング上位の香水から選びがち。

 

実際にはそうした情報は、「有名人が付けている」とか「流行りのモテ香水」といったあいまいな基準で書かれた内容がほとんどで、専門家からみると理論的に正しくない情報もあります。

「ちょっと知識のある素人の評価はもっとも危険」というのはどの世界でも同じなのです。

 

 

さて、デパートや香水専門店で売られている男性用・メンズ香水は圧倒的に海外ブランドが占めています。
しかし、海外ブランドの香水は欧米男性の体臭に合わせて調香されていますので、日本の方にはパワーがありすぎ、匂いだけが目立って浮いてしまいがちです。

 

男性が香水をつける動機のひとつには女性からの評価を得たいということがあります。つまり「モテ香水」は男性にとって多かれ少なかれ興味のあるポイントです。

ここに誤解があって、メンズ香水というと、「男らしさ」のあるものをイメージしがちですが、女性からはあまり嗜好性が高くありません。

 

 

 

「マッチョな香水」や「セクシーな香り」というのは一歩親しくなった間柄や、一部の女性には効果があるかもしれませんが、日本の多くの女性はもっと穏やかな香りに安心感を覚えます。

清潔感のある香り、たとえば洗いたてのワイシャツから漂ってくるようなパリッとした香りも好印象ですね。

 

 

逆にオフィスなどで昼間から強い香水の匂いを振りまくのは考えもので、女性たちの間では、給湯室(古い~)でひんしゅくを買っているかもしれません。
不潔な香りと同じくらい、強すぎる匂いは評価を下げてしまいます。

 

 

まだ、雑誌で流行りの香水と取り上げられているものをおつけになりたいですか?
女性は、「流行りの香水をつけているから素敵」とは思っていません。その方にふさわしく、似合っているから魅力的だと感じるのです。

 

セクシーな香水だからモテるのではなく、一緒にいる人に包容力を感じさせること・・・。男女を問わず、頼りがいのある相手と思われる、香水はそのためのひとつのツールなのです。

 

 

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