パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

美ストに掲載されています。

 

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「美st」2月号に「ソネット」掲載

 

2011年12月17日発売「美st」2月号にパルファンサトリのソネットが紹介されています。

「私を幸せにする香水の選び方&つけかた」228p

 

 

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 残り香が美しい女性は、人の記憶に深く刻まれます。フランス語で「シアージュ」=残香、という言葉は、船が水面に残す、白い航跡からの意味を示します。すれ違ったとき、いい香りがすると、思わず振り返って見とれてしまう、そんな経験は誰しもあるでしょう。香水と上手につき合う方法は、まず、香水の量とつけ方を知ることが大切です。シャワーを浴びた後の清潔な肌に、アトマイザーで軽く香りをまといます。心得ておきたいのは、体の中心につけるのは避けること。つける位置が顔に近いと、香りが直接鼻に入ってきて、匂いを感じにくくなってしまいます。体の内側から匂い立つように、手首やひじの内側にさりげなくつけるのが、洗練されたおしゃれです。

ふわっと、やさしく香らせるのには、一度に香水をたくさんつけ過ぎずに、できるだけ体の内側から香らせます。肌や下着に香りをのせて、洋服をベールのようにワンクッション重ねたら、動く度に胸元や襟足からほのかに香りが匂い立ちます。

離れて生活をしている夫婦など、お互いの香水をチェンジして、シーツに香りをつけてみてください。寂しい夜も、彼の香りに抱かれて眠ると幸せな気持ちに。

香水選びは、香りがキレイに立つ冬に選ぶのが正解。気に入った香りを、それぞれ左右の手首につけて30分経過した後、香りの変化を確認して決めましょう。

食欲がない、疲れている日には、好きな香りで栄養を摂りましょう。クッションにお気に入りの香りをつけて、香りの繭にこもり、香りに包まれて自分を癒します。


光文社 美st  2011/12/17  228p

 

 

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