パルファン サトリの香り紀行

調香師大沢さとりが写真でつづる photo essay

玉川上水・内籐新宿分水道と新宿御苑

 

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玉川上水・内籐新宿分水道と新宿御苑

 

玉川上水新宿御苑が関係あるなんて知らなかった。


 

今日は、何に会えるかな?そう思って朝の新宿御苑にゴー!

最近はかなりいろいろ歩きつくしているし、花の季節もやや一段落。

 

クチナシを見ようかな・・・?千駄ヶ谷門でしばし考えて、
「そうだ、今日は反対側の新宿御苑門から、外の遊歩道に行ってみよう」

途中、タイサンボクの香りもチェックしつつ、道草を食いながらって・・・いうのも変だけど、反対側の出口へと向かう。

 

左へ折れてびっくり。
前に来た時はこんな水路なかったのに・・・。玉川上水・内籐新宿分水道というんだって!

 

都民が自然に親しむため、最近、復活させてできたみたい。

 

いつも、千駄ヶ谷門から一番遠い新宿御苑門を使うことはなく、ここ数年遊歩道は通ったことがなかった。

『やはり、いつもと違うところを歩くべきだわー。。。出会いって、そういうもんよね。』

 

 

 

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玉川上水は、江戸の飲料水を確保するために 17世紀に羽村から江戸に引かれた水路だそうだ。
玉川上水駅は知っているけど、あんなところから都心まで来ていたとは・・・。知らなかった。

 

このあたりは、江戸時代内籐家のお屋敷だったから、内籐新宿ッていったそうだ。これは、池波正太郎とかの小説を読んでいたから、知っていたけど。

 

御苑トンネルの始まる今の四谷四丁目は、昔は「大木戸」といってその名の通り大きな門があった。半蔵門から続く江戸の端だ。(江戸所払いになった罪人は、この門の外へでればいい)

今は何でも、何丁目とかいう名前にしてしまって、歴史が消えてしまうのが残念だ。

・・・とまあ、またむずむずと時代小説を読みたくなって来てしまう。

 

歩きながら、小川沿いの植え込みに立て札を読んで行く。

セリ、シュンラン、リンドウ、セキギョク、キキョウ、ホタルブクロ、イカリソウヤマユリヒトリシズカカタクリ・・・・。

まだ背丈が小さくて、蕾もつけていないけど、きっと今年の秋、来年の春には花が見られるだろう。
いつかこの両側の草花が、野の川べりに咲くように繁る日が本当に楽しみだ。

 

 

 

 

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涼しげなせせらぎの風に揺れるアザミ。

 

 

 

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