パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

「寄り道」 香り紀行

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香り紀行というより、寄り道談話かしら?

 

 

昔、字を覚えた時は、音読しかできなかった。

小学校の時は声を出して読む、音読を特にたくさんさせられた。
中学でも、高校でも、国語や英語の授業ではそうだったと思う。

黙読(もくどく)にくらべ、音読は子供っぽい、と思っていたが、
大人になってから考えが変わった。

 

書いた文章を、声を出して読んでみると、変なところがすぐにわかる。
特に紙ベースから、ワープロで書くようになって、画面ではよく文章がわからないような気がするのだ。

 

でも忙しいとそんな暇がなくて、ブログでもそのまま載せてしまうのだが、後になって読み返すと、意味がわかりにくいところを発見し、何度も校正したりする。

 

長い文章は、順番と区切りを間違えると、とても不親切になってしまう。

専門書の翻訳を読むと、そういう文章によく出くわす。
せっかくよい内容なのに、惜しい、と思うことがしばしば。

 

 

ブログは、思いつきで書いているので、話題に偏りがある。
自分の中でブームの時はその関連ばかり綴ったりする。

何か書いているうちに、連想で次のことにつながったりして、わき道にそれたり、ある日また戻ったり。

だから、和のことを書いていたら、和ばかり、と思ったら「食い倒れ道中」のようになったり。

なので、飛び飛びになっている記事は、こまめに読んでくださっている方でないと、唐突で分かりにくいかもしれない。

 

目的なく散歩して、気ままに歩いて、森に入ったり小川で遊んだり、日が暮れるまでほっつきあるいた子供のころのような、振り返ってみると、そんな脈絡のないブログになってしまった。

内容は香りのことばかりではないけれど、紀行とは言えるでしょ?と一人納得している。

 

 

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