最近とんと見かけなくなった黄身がふたごの卵(たまご)。
私が子供のころは、買ってくる卵はもっと大きさが不揃いで、
中にたまに大きいものが混ざっていた。
そんなときは、「ふたごじゃないかな?」
と期待して殻を割ったものだ。
小学校の給食には、ゆで卵を引き肉で包んだメンチカツが出ることがあった。
給食室の長いテーブルには、二つに切ったゆでたまごの断面がずらっとお皿に並んでいて、その中に、ふたごの黄身を見つけたりした。
「あ!ふたご!」なんて、特別な当たりくじみたいで、とってもうれしかったのに、最近では見ないので、そんなこともすっかり忘れていた。
なんでも、今は養鶏場で中身の透過検査をして、「ふたごたまご」は規格外としてはねられてしまうらしい。
そう聞いていたら、今度は逆に、ふたごだけを集めた特別なパックとして売られているのをいただいた。
知人がお土産に持ってきてくれたものだ。
この1パック、ぜーんぶふたごちゃんなの。
黄身が二つ、仲良く一つのおうちに入っているのなんか、
結婚のお祝いとかによさげだ~。
生産者の方にしたら、せっかく作ったのに・・・という気持ちもあったと思う。
規格外で捨てられていたものも、発想の転換、アイデア一つで希少価値のある商品に生まれ変わる。
なかなか、面白い。
adxal(アドクサール)は、 卵の白身のにおいがする。