ーご質問ー
濃度が違うのはわかりましたが、香水やトワレ、コロンなど、使い方に違いがあるのでしょうか?
ーお答えー
「香水は点で、オードトワレは線で、オーデコロンは面でつける」
と昔から言われています。
香水は持続力もあり、少量でも効くので、ポイントでチョンチョンとつけます。
オードトワレは、線を描くようにもう少したくさんつけます。
オーデコロンは、より軽く消えやすいので、全体に面でつけることができます。
これは、日本ではキャロン式と呼ばれ、30年以上前のエチケットブックなどに紹介されていた方法です。
オードパルファンは、それ以降に登場した賦香率なので、ここには入っていません。香水とトワレの中間程度につければよいでしょう。
例えとして「キャロン式」は覚えやすいですが、規則のように決まっていることではありませんので、あまりそれにとらわれず、あくまでも量の目安として、自由に楽しんでいただいたらよろしいかと思います。
濃度だけでなく、匂いのタイプ、季節などによっても強さの感じ方が違います。総合的に見て、強すぎず、弱すぎずつけるのが理想的でしょう。
どんなタイプを、いつ、どこでつけるかなどはまた、項をあらためてお答えします。