パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

スイカズラ、忍冬、ハニーサックル honeysuckle

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スイカズラ、 忍冬、ハニーサックル。でも言葉の音が好きなのは、スペイン語のマドラセルバ(madreselva)。
昔すんでいた家の庭にはぼうぼうと咲いていたが、久しぶりに身近でみて懐かしい想いにふける。
 
流れるような茎のラインがきれい。
 
 
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はじめつぼみだったものが、午後には開き始める。
 
花には甘い蜜があって、摘み取って後ろから吸う。だからすいかずら
 

受け口の花唇をくるりと巻いて、長い蕊は物憂げに、青い蜜のにおいが、甘くまとわりつく。

 


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はじめは白い花が、時間がたつにつれて黄色くなる。咲くほどに花も熟れてくるということだ。
 
茎を絡(から)めて群れ咲く垣根などは、開花時期がずれて白と黄色の花で埋まる。
確かに金銀花と呼ぶにふさわしい。
 
 
▶ スイカズラ :スイカズラ科 スイカズラ属  学名:lonicera japonica Thunb.
 
 
 
 
 
 
➤抹茶の香り Hyouge ひょうげ(旧織部
ほろ苦い抹茶のグリーンとふわっとした泡立ち。すっきりとした甘さが残ります。
 
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