パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

彼女の香水遍歴 For Her

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香水遍歴


どんな香水が好き?どんな香りをつけてきた?香水の質問ってある?

そんな問いに答えてくれたのは、私の幼馴染(おさななじみ)。
こんな風に香水と付き合ってきたってことが、とてもすてきなこと思えた。
 
人に読ませるために書いたものではないので、作為がない素直な文章に、妙に手を加えるのも嫌だったので、そのままブログに載せていいか、彼女に聞いた。
本人は恥ずかしがっていたが、書いたのが「誰」のことなのかは読み手にはわからないし、いいでしょう?
と言ったら照れながら了解してくれた。
「ついでに、子供のころの二人で映った写真を載せようか?」
と冗談で言ったら、わーダメダメ(;´Д`)だって!
 

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初めての香水から、香水をつけなくなるまで 


最初にプレゼントされた香水は、20歳になったとき母方の祖父から貰ったシャネルNo.5 (笑)

学生だからつけられないでしょ...下着のタンスにずーっと入れたままにして、使うことはなかったよ。でもかえって、高くない、香水じゃなくて何ていうんだっけ、もう少し軽い感じの...ちゃんとアトマイザーに分けて持ち歩いていたよ。香水は、本当の大人の女性がつけるものと思ってたよ。
OLの頃はディオリッシモとか流行っててつけてた。他のは忘れちゃったけど、お気に入りは二つあったかな。
TPO考えて香水つけるのって、大人の女性になったみたいな気分だった。
結婚したら、香水つける機会がめっきり減った。海外の香水は香りが強いから、日常でつけようという発想は無かったな。
新婚旅行で買ったお気に入りの香水も、タンスの肥やしになってたよ。  

母親になったら、ますます香水をつけることも無くなって、それから40歳半ばに至るまで香水を思い出すこともなくなっちゃった。

 

再び香水を買う


再び香水を買ったのは、46歳だと思う。
夫ともう一度やり直そうと思った時よ。ブルガリの香水を二種類使い分けてた。
 
さとりの香水に出会ったのは、元々フレグランス好きな夫にマザーロード66をプレゼントして、さとりから女性がつけてもいいのよと言われてから。あの香りがとても好きで、夫の香りを自分が纏うことがちょっと嬉しかったかな(笑)
さとりの香水は、自己主張しないと思ったの。
街を歩いてて薫ってくる花の香りのようで。
ちょっと多目につけると鼻が曲がりそうな、海外の香水とは違うと感じた。日本は湿度が高いから香りが増幅されるでしょ?それがなく、そこはかとなく優しい香りが漂うところが大好きなの。
 
一日中家にいるときでも、さとりの香水はつけてるよ。
ユニクロ着ててもさとりの香水をつけてると、大人をわきまえた女性みたいな...ワンランクアップしたような気持ちになってます。

 

 

香水に関する質問といえば、

 

海外旅行とかのお土産に香水頂くことあるでしょ?でも必ずしも自分が好きな香りとは限らない。私は濃厚な香りはつけないんだけど...ポワゾンやミツコをかつて貰って、ミツコは着物を着たとき1度つけたけど...あとは全然使わなかった。
 
香水は年月が経つと密度が濃くなるでしょ?
好みじゃ無い香水の密度が濃くなったら...ますます使えないじゃない?みんな使わない香水は、どうしてるのかなと常々思ってた。

  

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香水は人生のスパイス、なければ味気ないもの。
そんな、簡単な一言ではまとめられないけど・・・。

 

 

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