パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

フレグランス デザインコンテスト 2015年度 授賞パーティのご報告 Fragrance design contest

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フレグランス デザインコンテスト 2015年度 授賞パーティのご報告 Fragrance design contest

 

パルファンサトリの「フレグランスデザインコンテスト」も、このたびで第3回を数えることとなり、2015年フレグランス・コンテストを無事終了できたことを大変うれしく思っております。

フレグランスデザインコンテストにご参加頂きました方、またコンテストの運営に協力していただいた方々、フランスのPCW社長ブレゾー氏をはじめとする審査員の皆様、本当にありがとうございました。この場を持ってお礼を申し上げます。 

 

2015年のテーマは「柑橘・シトラス」でした。

易しそうなテーマ、とも感じられる反面、単なるシトラスタイプを作るのでは工夫がないと評価されてしまうでしょうし、柑橘系の香料の多くはミドル以降に表現しにくいものです。

 

もちろん各自が持つ柑橘類のイメージや思い出を、香りで表現する方法もあるでしょう。

ただしこの場合、イメージが膨らむあまり、「柑橘・シトラス」から遠くなりすぎても、嗅ぐ人の納得感が得られなくなってしまいます。

「柑橘・シトラス」というテーマを、香りのどこで感じさせるのかが腕の見せ所です。

 

そこで、しっかりとテーマに合致した香りだと感じさせるアイディアや、興味深いアコード、香りとしてのインパクトや完成度などを、選考のポイントとして設定させていただきました。

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2015年フレグランス・オブ・ザ・イヤー グランプリ受賞の「青の柑橘」は、神戸から通信で学んでいる保木さん、

評価ポイントは

①テーマに合致した香りだと感じさせるアイディア・・・「青の柑橘」というネーミングで、柑橘のテーマにマリンを結び付けました。「黄色」を連想させる柑橘に、あえて「青い」マリンノートを組み合わせたところがよいアイデアです。

②興味深いアコード・・・トップの少しダスティなシトラスから続く、ミドルのマリンがモダンで面白いと感じました。

③香りとしての完成度・・・香りとしての嗜好性もよく、フランスチーム、日本チームとも評価の高かった作品です。爽やかで柔らかい香りは、春から夏にかけてつけやすいですね。

 

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フレグランスオブザイヤー受賞者の保木さんには、パルファンサトリフレグランススクールのランチパーティーにて、賞状が授与されました。

また、受賞作品はオリジナル香水瓶に充填され送られます。さらに副賞として、ローズabs、ローズエッセンス、ジャスミンabs、イランイランなどピュア5種類の天然香料、他、シャンプーセットなどが贈られるるとともに、パーティーにご招待されました。

 

ほか、優秀作品2点が表彰。 
香水作品と副賞が渡されました。

 

 

<コンテストについて>

パルファン サトリ フレグランス スクールでは、毎年フレグランス デザイン コンテストを開催しています。

このイベントはフレグランス デザイン講座の生徒さんと卒業生対象です。

フレグランスデザインコンテストは、エントリーした作品の中から最も優秀な香りを選定し、「フレグランス・オブ・ザ・イヤー」のタイトルを授与するもので、その作品とデザイナーを表彰することにより、一層のクリエイティビティ、技術の向上を促すと共に、スクール生全体のモチベーションのアップを目的としています。 

 

優勝作品は、次の年の「コラージュコンテスト」のテーマになります。「コラージュコンテスト」は「フレグランスデザイン講座」および「香水ソムリエ®講座」の全生徒さんが対象です。

いずれのコンテストも、4月ご入会の方は参加いただけます。

2016年4月スタートのパルファンサトリフレグランススクール「フレグランスデザイン」講座の受講申し込みの締め切りは3月16日です。定員数になり次第締め切らせていただきます。受講予定の方はどうぞお早めにお申し込みください。


香水ソムリエ®講座、2016年4月スタートの「ジュニア香水ソムリエ」の受講申し込みの締め切りは3月16日です。受講予定の方はどうぞお早めにお申し込みください。

 
 
 
 
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