ランコムのトレゾワ(Trésoir) 宝物と言う名の香水 1953年
ボトルはダイヤモンドのブリリアンカットの形をしている。
キュレット(とがったおしりの部分)があり、少し不安定なところにも魅力がある。
これは古い香水で、今出ているランコムのトレゾワとは匂いが違う。
新しいランコムのトレゾワは、1990年発売。
調香師ソフィア・グロスマンの代表作である。
ローズとピーチ、パウダリーで暖かく甘い。
彼女の作品、カルバンクライン「エタニティ」やサンローランの「パリ」とも通じる、
女性らしい華やかな香り。
「トレゾワ」は、英語のトレジャー(宝物)だが、目に見えない、「心の宝もの」を意味しているそうだ。