パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

春、さくら並木を歩く スペイン坂 Sakura

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この1週間は通勤の道順を少し変えて、ソメイヨシノを満喫しています。
 
 
スペイン坂を横目に、泉通りを歩いて10分ほどのさくら並木がつづくこの道は、人がまばらで静か。週半ばに一気に満開となり、穏やかな風に花びらがひらひらと髪に落ちてきました。
 
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あんなに厳しく寒かった季節がウソのように感じられます。毎年、さくらの季節が来るたびに、「この幸せをより強く感じるために、つらい冬があるのかな~」などと思うのです。
 
 
 
 
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同じ道でも昼と夜では表情が一変。
 
 
 
昨夜の夜気(やき)は人肌で、しっとりと頬(ほお)を包みます。アトリエからの帰り道、空に輝く月とさくらを見ながら、まるで夢の中を歩いているような気持ちでそぞろ歩き。
 
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桜に恋する?そうではなくて、このひとときが何よりいとおしい。
そんな気持ちが、創作の力になっているのかもしれません。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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"日本人にとっての「さくら」を作りたい"という思いから誕生した、パルファンサトリのさくら-Sakura-。日本の美意識を香りに託し、丁寧に処方を組みました。明るくみずみずしい花の甘さが、うすべに色のふんわりパウダリーに変化する、匂い袋のような和の花の香りです。
 
 
 
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