木立の下、枝を透かして光が落ちる。
秋の日差しを浴びて、燃えるようなヒガンバナ。
少し前は一本だけだったのに、株立ちしてあちらこちらに彼岸花が咲いている。
つぼみもたくさんだから、まだまだ長く楽しめそうだ。
彼岸花は「葉見ず、花見ず」
花が咲いているときは葉はでておらず、花の後に葉が出てくる。
にょきにょきと生えて、ひと群れ、あちらにももうひと群れ。
全草に毒があるが、飢饉のときはこの球根を何度も水でさらして毒を抜いて、食用にしたそうだ。
暗いバックだと、曼珠沙華(まんじゅしゃげ)という名がふさわしいような妖しい雰囲気。
でも、仏教でいう「曼珠沙華」は白い花だそうなので、こっちのほうが似つかわしいかも。
白いヒガンバナは清楚で華やかな感じだ。