ノビヤカな想い
息苦しい日々から解放されて、のびのびとしたい!
古い殻を脱ぎ捨てて、新しい世界に踏み出し、適応する。
そんな思いを込めて香りを作り始めました。
最初のアイデアメモには、
「アクアティックフローラルフルーティ、オゾンマリンフルーティとかウォータリーオゾンフルーティとかシアーフローラルとか」
とあります。また、
「クリーンだけどシンプルでもありきたりでもない。肌の上でグンと伸び、微妙なニュアンスが感じられる香り」を目指しました。
AKAITOサフラン®との出会い
ちょうどその頃、AKAITOサフラン®の香料を使ってみないかというお話を頂きます。
花の写真の美しさ、乾燥したサフランのクオリティの素晴らしさにすっかり魅了されてしまいました。
イランやスペインのイメージがあったサフランには、日本でも300年の歴史があるとか。
AKAITOサフラン®は、伝統的な匠の技と新しい技術を取り入れて、世界でも最高品質のものを生産している、ということを聞いて、ぜひ使ってみたいと考えました。
サフランの香気
スパイスの本には、乾燥させたサフランは、はちみつや干し草の匂いといった表記がありました。
一方、ほんの少し頂いた黄金色の香料は、とても不思議なものでした。
メディカルな、スーっとした入口。花のようであるがフローラルでない。スパイシーというよりソルティ。ちょっとフィッシーにも感じられるセイボリーな要素。センシュアルな、アニマル感もあります。
決して弱くはなく個性的でありながら、どのように活かしていったらよいか戸惑いました。モスやパチュリ、インドールやメチルアンスラニレートと言った、少量で劇的に香りに特徴を与える、というタイプではありません。
他の香りが濃すぎると、せっかくの良さが香りの中に埋没してしまうかも。香料をムエットにつけて持ち歩きながら、そんな風に思い悩みました。
サフランをテーマにした香水
サフランをテーマにした他のブランドの香水はオリエンタルなものが多いように思います。主産地のイランなど、中東のイメージから作られているのかもしれませんね。
一方で国産の最上級のサフランなら、繊細な和食に合わせるのが相応しいように思えます。
同様に、香水も透明感のある新鮮なイメージに仕立てるのが、その特徴を活かせると私は考えました。
AKAITOサフラン®香料の希少性
世界でもっとも高価なスパイスと呼ばれるサフラン。
サフランの香りがするのは、一輪から2本しか取れない雌しべのみです。本物の乾燥サフランは、混ぜ物のない、100%雌しべのみ。わずか1gには、400本からの雌しべが必要です。
さらに、AKAITOサフラン香料1gには、サフランの蕊が2000本ほど必要になり、その希少性はイリスAbs以上と言えるかもしれません。
サフランのお料理
余談ではありますが、サフラン料理と言えば、黄色いごはんのパエリアや、魚介を煮込んだブイヤベースが有名ですね。
フランスではフィッシュスープと呼ばれる、赤い色のスープにも使われています。
私は和食の店で、サフランで香りづけをしたガリ(ショウガ)を頂いたことがあります。料理をするのはあまり得意ではありませんが、食べることは大好き。
和洋、まったく異なる食材でも、いろいろな可能性があると思いました。
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